ライバルは整体師!?

鍼灸院 vs 整体院

既に鍼灸師の間だけでライバル意識を持つ時代は終わっています。否応なく整体業界へ目を向けなければなりません。そして知れば知るほど危機感を抱かざるを得ません。

重要な事実は、一般の人から見れば、鍼灸院と整体院は同業であり、体にトラブルを抱えた時には、その区別はありません。そこに国家資格免許というアドバンテージがあると考えることは無意味となっています。

気軽さで比較するなら整体なのかもしれません。その傾向がいっそう強くなれば、鍼灸院は「整体院で治らない患者さんを診る」というポジションに強いられてしまいます。もしくはジャンルの開拓が必要です。

「治らない人が最後に鍼灸」という「最後の砦」的なプライドを築くのもよいですが、整体も着々と技術を上げて結果を出すとこも増えている事実は見逃せません。鍼灸師が生き残っていくためには、より高いスキルを持つ事が条件となります。

鍼灸院

怖くて不安。でも絶大な効果があるかも。
     ↓
効果が少しなら不満。

整体院

効果がなくても害はないだろう。
     ↓
効果が少しでもあれば満足。

鍼灸師が生きる道

私たち鍼灸師が選ぶ道は2つです。

1.気軽さの獲得
2.高いスキルの習得

1.気軽さの獲得

これは、整体院の集客力に対抗する力を備える、という意味でもあります。人々がなぜ、一番目に整体院を選ぶようになったのか、そこに着目することで私たちの課題が発見できます。

肌を見せなくてもよい、道具を使わないから安全、というイメージが整体にあるとすれば、それに対抗できるだけの演出を鍼灸師も考えて行かなければなりません。

「鍼灸はどう見えているか」を意識する

2.高いスキルの習得

整体スクールも年々進化し、慰安技術にとどまらず、治療技術まで教えるところが増えてきました。「治せる整体師」という言葉がキーワードになっているようです。整体師が治せないから鍼灸師に仕事が回ってくる、という時代も終焉を迎えようとしています。

もちろん、すべての整体師が何でも治せる、なんてことにはなりません。しかし、もし1割の整体師が高い治療術を身につけたらどうなるでしょうか。整体師は少なくとも鍼灸師の10倍はいるはずです。ですから、整体師の1割は鍼灸師と同数以上です。結果が同程度なら、多くの方は整体院を選ぶでしょう。

「鍼灸は何ができるのか」を追究する

鍼灸師の集客術

私たち鍼灸師にとって、「集客」という言葉は馴染みが薄いものかもしれません。しかし、この言葉を片隅を置いておくことが難しい時代に突入しています。なぜなら、ライバルである「整体師」は次々に「集客術」を手にしているからです。

鍼灸師が養成学校で基礎知識を身につけている間、整体師は経営を勉強している、と言っても過言ではありません。国家試験のない整体師にとって、必要なのは実践的なテクニックと経営学だからです。

国家試験のための勉強を否定しているのではありません。むしろ、そこで培った基礎力を活かすためには、経営も譲れないと考えているのです。

鍼灸院に訪れる方は「患者」であって「客」ではないと考えても、選ぶ側は前述のように鍼灸院と整体院を区別しません。ただ行きたい方に行くだけです。

何のための国家資格なのか…と考えた時、少なくとも「患者を集めるアイテム」にはならないでしょう。ここで改めて国家資格の意味を取り戻すなら、クオリティしかありません。クオリティとは結果です。患者さんがよくなって笑顔になることです。

私たちが提案したいのは結果を基盤にした集客力です。気軽さで劣ったとしても、それを凌駕するほどの満足を患者さんが得られたなら、その笑顔に吸引力が宿ることは間違いありません。私たちには鍼灸があるのです。それを100%活かせたなら…。ライバルが一番恐れているのは、鍼灸を扱うことができる私たちの潜在能力です。

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