碓井(うすい)流の特徴

500を越える手法

photo

テクニックの多さは他に類をみない。豊富なバリエーションによって各症状にくまなく対応できる。
その中から、入門セミナーでは21(20)種、基礎セミナーでは45種を学ぶことができる。

三位一体

photo

碓井流活法は別名「三位一体療法」と言われる。三位とは、「神(しん)」、「身(しん)」、「心(しん)」を指す。
「神」とは心霊的なものを指す場合もあるが、碓井流では「環境」と定義し、環境からの影響を分析し対処する。三位を一体と捉えることにより次元の高い調整が可能となる。

超自然体

photo

神、身、心が重なる、その中央に超自然体がある。超自然体とは「歪みのない心と体」と定義されている。言い換えれば、「何をしていても大丈夫な体」のことである。活法が目標とする健康の概念である。

陰陽

photo

碓井流活法における定義は、左右同質にして整合しているもの。左右同形を求めることはない。
術者は多面的な観察で患者を分析し、陰陽の成立を目標に術を操る。

調整の哲学

photo

体は無理な力が加わると反発する。防衛反応が働くからである。活法ではこの防衛反応を避けるため無理な力は用いない。
術者が患者を矯正するのではなく、患者が(本来的に)なりたがっている状態に調整していくのが活法である。
「治そう」と思えば「治らない」が生まれる。術者のエゴは対立を生むだけである。患者の症状に対応していくことで、症状の有る世界から無い世界に患者を導く。

上昇活気

photo

碓井流活法では、すべての手技において上昇させる方向に調整を行う。高い位置にあるものがエネルギーも高いと考えるからだ。下降と拡散で低下したエネルギーを集中させ上昇気流の乗せることで、活力を回復させる。調整とは、いわば人体における天地の環流を手助けすることである。
運動の視点から見た場合、位置エネルギーは運動エネルギーに転換できるため、高さを得るとパワーを発揮しやすくなる。武術を由来とする活法の調整哲学がここにある。

痛みの三層構造

photo

痛みを三層構造として捉える。起因点、原因点、発現点がある。
起因点とは「きっかけ」であり、原因点は「悪いところ」であり、発現点は「痛いところ」である。
碓井流では発現点に捕らわれることなく、総合的に痛みを分析し、それぞれに対応する。

歪みの定義

碓井流は、骨格的な歪みに対して骨を正そうという発想をもたない。なぜなら、骨が骨の意志で動くことはないからだ。
骨は付着している筋肉の緊張(収縮)によって動く。何かしらの原因で緊張状態が続くと、骨は中立のポジションから外れたままとなる。これが歪みである。碓井流では、筋肉を緊張させている原因にアプローチする。
また、活法から考える正しい姿勢とは「時と場合に応じた姿勢」のことであり、まっすぐな姿勢を指すわけではない。

始動点と支点の移動

photo

時に疼痛部位が動作の起点になってしまうことがある。痛みに意識が集まりすぎると、疼痛部位から動作が始まるようになるからである。しかし、一般的に本人が自覚することはない。
活法では初動を変えるテクニックが多く存在する。始動点が変われば、それに伴う支点(負荷がかかる部分)も変わる。この瞬間、疼痛部位が負荷から解放される。これを「始動点と支点の移動」という。
始動点と支点は患者の体に指を触れるだけでも動く。患者は触れられただけで症状が変化したと感じる。

間合い

活法が殺法の裏であるという事実が如実に表れている。戦では相手の間(ま)に入った瞬間から不利となる。自由な動きを封じられてしまうからである。逆に、自らの間(ま)では自由に動けるため有利となる。
活法では、術者は自らの間で患者を施術する。すべてのテクニックを活かすためのベースである。

面点の法則

接触が面から点の順であると患者と術者の間に対立が起こらない。患者は無意識にうちに術者を受け入れる方向に誘導され、施術効果が高まるだけでなく、患者と術者の良好な関係が築かれる。すべてのテクニックに通じる基本である。

透し

photo

対立(反発)を生まないように作用させるテクニックを透しと言う。語源は「戸押し」。引き戸は力まかせに押すと跳ね返ってくる。ピタリを閉めるには力に勢いに頼らない力が必要である。透しはあらゆる場面で応用ができる。

建築学的考察

photo

立位でバランスをチェックする。骨盤の傾きなどから肉体にどのような負荷がかかっているのかを考察する。

比較現象学的考察

photo

現象を比較の中から探し出す。臨床において現象は症状である。現象の消失は症状の消失である。たとえば、「痛い」という言葉に直接働きかけることはできない。対応できるのは背景にある現象である。現象の消失は「痛い」をも消失させる。
多くの現象(痛み)は動作の左右差を生む。術者はこの差を取ることを目的とする。治そうとするのではなく「差取り」を行うのである。差取りの結果、陰陽が成立し痛みが消える。治そうと思わない意識が「悟り」である。

固定と移動

photo 動かすと痛い、ならば痛みの部位が動作の中心にしてしまえばよい。痛みの部位を固定し、関連部位を移動させるテクニックである。操法の中心的テクニックであるが、あらゆる場面で応用できる。

同調と同化

photo

筋肉レベルにおける同調と同化、動作レベルにおける同調と同化がある。前者は異常部位を正常部位に同調させ同化を狙う。導引で使われる基本テクニックである。後者は術者が患者に働きかけるとき、同じ姿勢や動作を行うことで、正常な術者に患者を同調させ同化を狙うテクニックである。

筋肉学

武術において、筋肉の研究もまた重要であった。相手の動きを封じ、自らの筋力を最大限発揮させる方法を知らなければならない。
協調性のある筋肉は、連動した関節の動きをもたらす。つまり、滑らかで滞りのない動作を可能とする。活法では、柔術で研究されてきた筋肉の特性を利用する。瞬時に筋肉を弛緩させたり、筋力を回復させることもできる。

押し引き

photo

押し引きとは、患者の肉体を術者のものと化すテクニックである。術者は「我がもの」とすることで、思い通りに患者の肉体を扱うことができる。

形態力学的考察

photo

形態的な歪みを正そうとするとき、ズレた所を元の位置に戻そうと考える。しかし、ズレに力を加えたら戻るというほど単純ではない。術者が無理な力を加えれば患者からの抵抗を受け、両者は対立してしまうからである。碓井流活法では、術者が基準点を決め動きやすい所にアプローチするため対抗を受けない。

プリンタ用画面
前
活法と整体の関係
カテゴリートップ
碓井流活法とは
次
導引
柔整師・整体師の方へ 東京都港区-品川駅の鍼灸院(頭痛・肩こり・花粉症)